問題集はどれがお薦め

行政書士試験

『合格革命 行政書士 肢別過去問集』一択で間違いなし

『合格革命 行政書士 肢別過去問集』(早稲田経営出版・TAC出版)は、他の問題集と比べると価格が高めです。しかしこの価格差を超えた価値があります。行政書士試験に合格するためには、この問題集を欠かすことはできません。

肢別過去問集は、大きく3種類

現在、市販されている肢別の問題集は、私の知る限りでは3種類あります。

  • 『合格革命 行政書士 肢別過去問集』(早稲田経営出版・TAC出版)
  • 『みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集』(TAC出版)
  • 『出る順行政書士 良問厳選 肢別過去問題集』(東京リーガルマインド)

の3種類です。

私が受験していた頃は『出る順行政書士 良問厳選 肢別過去問題集』は、まだ出版されていませんでした。東京リーガルマインドは、法律系の資格予備校として有名なLECです。私のような者が見ても、良いテキスト・良い問題集を出版しています。期待できる問題集ではないでしょうか。私の受験生時代に、この問題集があったら、こちらの問題集を使っていたかもしれません。今後、『合格革命 行政書士 肢別過去問集』と双璧をなしていく問題集だと考えています。

もう一つの『みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集』は、私も使ったことがあります。『合格革命 行政書士 肢別過去問集』に比べ、問題文が短く、解説も端的です。短くまとめられていますので、テンポよく学習できます。学習を始めたころは、正直、こちらの方が使いやすいと思っていました。しかし……残念ながら、この問題集だけでは合格には届きません。

ここまで読んでいただくとユーキャンの『行政書士 これだけ! 一問一答集』を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。こちらもこれだけでは現在の行政書士試験に合格することはできません。このことは使ってみた方は、誰もが感じることだと思います。ですから一問一答問題集として、ここでは取り上げませんでした。

実は、一問一答問題集、肢別問題集をうたっているものは、ほかにもあります。3種類にしぼり、他を取り上げていないのは、同様の理由です。

『行政書士 これだけ!一問一答集』と『合格革命 行政書士 肢別過去問集』の中間に位置づけられるのが、『みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集』だといえます。問題文の長さも実際の試験に比べ短めにまとめられてしまっている点、解説を読んでも疑問に感じたことを解決できない点が残念なところでした。

『合格革命 行政書士 肢別過去問集』こそ、お薦め

『合格革命 行政書士 肢別過去問集』が、何といっても一押しです。私の試験合格は、この問題集なしでは考えることができません。

『合格革命 行政書士 肢別過去問集』は、ほかの肢別問題集とは一線を画しています。

その一つは圧倒的な問題数です。2023年度版は2611肢が掲載されているようです。しかも掲載されている問題は、昭和63年から最新令和4年度までの本試験問題の法令科目の問題です。過去問を肢ごとに分解して、科目別・体系別に並べ替えて提示しています。圧倒的な蓄積と分析です。重複する問題については、学習効果が高い問題を取り上げています。法改正がなされた後、まだ出題されていない問題については、オリジナル問題が加えられています。ですからまだ出題されていない問題にも、対応しているといえます。

『合格革命 行政書士 肢別過去問集』は解説も秀逸

『合格革命 行政書士 肢別過去問集』は、解説がわかりやすいことが特色です。このような一問一答形式の問題集の解説では「~ということできない」「~ではない」などという解説を、よく目にします。「えっ、どうしてそういえるの?」と突っ込みを入れたくなります。その誤っている理由が知りたいのです。どこがどう違うのかが知りたいのです。このような解説だと、その理由や違いを調べなければなりません。しかし浅学の自分では誤りの理由がよくわかりません。「~だからかな、それとも~だからかな」となってしまうのです。そのため時間ばかりがどんどん過ぎていきます。結局、誤りとなった本当の理由がわからないままになってしまいます。

そもそも誤りの理由が「ああ、〇〇だからだね」と即答できるようであれば、たぶん合格できるのです。合格できる力がないから勉強しているのです。ですから「~ということできない」「~ではない」というような解説ばかり読んでいても合格する力にはなってこないのです。

その肢が正解であれば、〇だけでも大丈夫です。しかしその肢が×であれば、「~ということはできないため、この肢は×である」「この肢は、~という理由で誤りである」と示してほしいのです。ここまで教えてくれていれば、調べる必要がなくなります。それだけ効率よく学習を進めることができます。問題集を選ぶのであれば、こうした問題集を選ぶのが正解です。

その意味でも『合格革命 行政書士 肢別過去問集』が、お薦めなのです。とはいっても、残念ながら、すべての肢が、今述べたような解説になってはいません。しかし納得できる解説が施されている肢が圧倒的に多いのです。

他の合格者も『合格革命 行政書士 肢別過去問集』を薦めています

そもそも私が『合格革命 行政書士 肢別過去問集』を使うようになったのは、他の合格者のブログから学んだ結果です。

合格者が書いているブログやYouTubeを見ると『合格革命 行政書士 肢別過去問集』を薦めている方がたくさんいます。皆さん、実体験をもとに、この問題集を薦めています。それらを目にする中から、私も『合格革命 行政書士 肢別過去問集』を使うようになりました。そして、この問題集を繰り返し解くようになって、この問題集のすごさがわかりました。

繰り返し解き続け、ある程度力がついてきたときに、初めてこの問題集のすごさがわかりました。それまでは前述のTAC『みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集』、ユーキャン『行政書士 これだけ! 一問一答集』、あるいは早稲田経営出版・TAC出版『合格革命 行政書士 一問一答式出るとこ千問ノック』に何とかして逃げようとしていました。

『合格革命 行政書士 肢別過去問集』のすごさはブログやYouTubeで皆さんが述べているように、繰り返し繰り返し取り組むことによって初めてわかるのです。私自身も体験して初めて感じることができました。

言い訳はいりません。『合格革命 行政書士 肢別過去問集』を信じて、繰り返し解きまくりましょう。