定年退職、そして行政書士試験受験を決意
定年退職しました。仕事がなくなってしまいました。不安です。これまでこんな体験はしたことがありません。長い間、勤め人をしてきました。幸いにも、一度も職を失ったことはありませんでした。ところが、とうとう仕事がなくなってしまったのです。
「行政書士になろう!」
そう思い立ちました。
行政書士は正直、誰もが知っているとは言い難い仕事だと思います。
行政書士は、国家資格
弁護士を知らない人はいないでしょう。弁護士、公認会計士、不動産鑑定士は文系の三大国家資格とされています。超難関です。
司法書士も結構聞いたことがあると思います。不動産を購入したときに、登記でお世話になった方も多いと思います。弁護士に比べると身近な存在といえます。でも行政書士は聞いたことがありません。
税理士はどうでしょう? 税理士事務所の看板は、車で道路を走っていると結構目にするのではないでしょうか? 個人事業者や小規模事業者の方は、お世話になっている方も多いと思います。公認会計士との違いがわからないという方もいるとは思いますが、それでも行政書士よりはイメージがわくのではないでしょうか。
社会保険労務士はどうでしょう? イメージ的に行政書士と近くなってきているように感じます。何をしているのか、よくわからないという方も多いと思われます。労働保険や社会保険、各種年金を取り扱っていますので、会社で労務管理を取り扱っている方にはおなじみでしょう。
宅地建物取引士、不動産鑑定士、土地家屋調査士など不動産に関係する国家資格は、他にもたくさんあります。
他にも、弁理士、中小企業診断士、通関士など国家資格は300種類を超えます。
行政書士は、8士業であり10士業でもある
「士業」は「~士」という名称をもつ職業です。
中でも住民基本台帳法に基づいて戸籍や住民票などについて、必要な場合において職務上請求を行う権限が認められている職業8種を8士業と呼んでいます。具体的には弁護士、司法書士、弁理士、税理士、社会保険労務士、行政書士、土地家屋調査士、海事代理士の8つです。
海事代理士を除いた7つの士業に、公認会計士、中小企業診断士、不動産鑑定士の3士業を加えて10士業と読ぶ場合もあります。
行政書士は、どちらにも含まれています。
行政書士試験に挑戦
ここまで見てきてもわかるように、行政書士は結構、重要なポジションにおかれています。
例年、試験の合格率は、例年10%程度です。
「難しい……」
少なくとも、私にはそう思えました。
「でも、挑戦してみよう!」
何故か、そう思いました。
そして、その挑戦を開始しました。
このあと、私の挫折と挑戦を書いていきたいと考えています。